「FXってどうすれば勝てるようになるんだろう?」
FXに取り組んでいて、そんな疑問をお持ちではありませんか?
FXで勝てるようになるためには、スキルとマインドセットの2つが必要です。
実は、勝てない人の中には、知識もスキルも十分あるというケースが意外と少なくありません。
むしろ、重要なのは知識やスキルを実際のトレードにどこまで落とし込めているかです。
この記事では、勝てるようになるために僕が実践したことをスキル面から解説します。

この記事は次のような人におすすめ!
・どうずれば勝てるか知りたい
・一通り勉強したけどなぜか勝てない
・ブレイクスルーしたい
この記事を読めば、知識やスキルをトレードに落とし込むためのポイントが分かります。
ぜひ勝てるようになるためのヒントにしてください。
それではどうぞ。
1.はじめに
FXで「勝てるようになった」とはどういう状態か?
FXで「勝てるようになった」というのは、継続して勝てる状態を言います。
FXでは勝率100%で勝ち続けることは不可能なので、負けを許容しつつプラスが上回るようにする必要があります。
ただし、具体的な数字の基準があるわけではありません。
どれくらいプラスなら勝てるようになったと言えるかは、個人の主観によります。
「月間利益100万円達成」という人もいれば、「年間収支がプラス」という人もいるでしょう。
勝てるトレーダーは、エントリーや損切り・利確の判断に迷いがなく、一貫したトレードルールを持っています。
資金管理やリスク管理を徹底し、大きな損失を避けながらトータルでプラスを維持できる状態が「勝てる」状態と言えます。

僕は3ヶ月連続で収支がプラスになった時に、勝てるようになったと実感しました。
トレードスキルを身につけるまで
「トレードスキル」という言葉の通り、トレードはスキルです。
才能やセンスではなく、努力次第で誰でも勝てるようになる可能性があります。
スキルである以上、当然基礎知識が必要になります。
勉強の仕方は別の記事で詳しく書こうと思いますが、ここでは簡単に触れておきます。
スキルは以下のステップで身につけます。
- 基礎知識を身につける
- トレードルール・手法を作る
- 過去検証(バックテスト)する
- 実際のチャートでフォワードテストする
- リアルトレード
トレードルール・手法は他人のマネでOKです。
ある程度のパターンはあるので、自分に合いそうなものを選びましょう。
トレードルールとは、手法だけでなく資金管理などのルールを含めたものを言います
5つのステップで最も重要なのが過去検証です。
勝っているトレーダーで過去検証をしたことがない人というのを、僕は聞いたことがありません。
僕自身、過去検証に何年も時間を費やしました。
過去検証の目的は次の2つです。
- 相場のどんな局面で機能し、どんな局面が機能しにくいかを知ること
- 機能する局面で使えるよう、反復練習すること
過去検証では一定期間のデータを取ります。
トータルでプラスになることが確認できたら、リアルタイムのチャートでフォワードテストをします。
少額でやるか、もしくはデモトレードでやるようにしましょう。
フォワードテストでも過去検証のデータ通りの結果が得られれば、いよいよリアルトレードに移ります。
データ通りでなければ、過去検証に戻ってやり直します。

過去検証とフォワードテストは時間の体感が違うので、データ通りにならないことがよく起きます
2. FXで勝てるようになった時に取り入れたこと
王道の手法でも勝てなかった
僕が使っていたのは王道の手法でしたが、それでもなかなか勝てませんでした。
エントリーして思った方向に動いても、利確目標に届かず逆行して損切り。
勝てる時ももちろんありましたが、負ける時の方が多くトータルでマイナスだったのです。
当時の僕の手法がこちらです。
- トレンドフォローでデイトレード
- マルチタイムフレーム分析
- 押し目買い・戻り売り狙い
- 1時間足と4時間足の推進波狙い(エリオット波動で言う第3波、第5波狙い)
- エントリー時に利確と損切りをリスクリワード1:1で指値する
勝てるようになった時に取り入れたこと
何年も過去検証をやり続けた結果、僕は長期足の方向性は理解できるようになりました。
課題は短期足の値動きに上手く合わせられなかったこと。
当時その原因はわかりませんでしたが、「これ以上むやみに過去検証をしても何も得られない」と考え、リアルチャートを毎日見るだけにしていました。
そんな時、あるトレーダーのYoutubeを観て「これだ!」と感じました。
相場環境は同じで、エントリーのタイミングが違っていたからです。
これを取り入れれば、逆行しやすいという課題が解消できると思いました。
取り入れたのは、次の3つです。
- 押し目買い・戻り売り狙いからブレイクアウト狙いに変更
- 狙う波を4時間足の推進波に限定する
- 利確は指値せずに極力引っ張る(リスクリワードの最大化)
それぞれのメリットとデメリット
押し目買い・戻り売りとブレイクアウトには、それぞれメリットとデメリットがあります。
どちらが正解ということではなく、考え方の違いです。
押し目買い・戻り売り | ブレイクアウト | |
---|---|---|
メリット | 損切り幅を狭くしやすい 値幅を取りやすい | 推進波に乗ってエントリーするため、順行しやすい |
デメリット | 調整波の後にエントリーするため、そのままトレンドが反転すると逆行する | 損切り幅が広くなりやすい 天底を掴みやすい |
狙う波の時間足ですが、日足は最も多くのトレーダーが意識していると言われています。
スキャルピングからスイングまで、ポジションの保有時間に関係なく見られるからですね。
その影響を最も受けやすいのは、1つ落とした4時間足。
僕が4時間足を狙っている理由はここにあります。
4時間足だけだとチャンスが少ないため1時間足も狙っていましたが、シンプルにするため4時間足だけに絞りました。
リスクリワードに関しては、狙う波が伸びる場合とあまり伸びない場合で話が変わります。(エリオット波動の第3波と第5波)。
伸びても伸びなくても無難なのは、1:1で決済することです。
元々はその考えから1:1で指値で利確していましたが、伸びた場合がもったいないので状況を見て成行で決済することにしました。
相場に合わせて決済することで、リスクリワードを最大化するようにしたわけです。

ちなみに、損切りは以前も今も指値を入れています。損切りできないことはありません。
3. スキル面で意識すべきこと
理由を明確にする
トレードルールや手法は、なぜそれを採用したのか理由を明確にするようにしています。
「何となく」とか「必要でもないけど」というものは、徹底的に排除すべきです。
言語化できていないものは使いこなせないですし、余計なものは判断を迷わせる原因になり得るからです。
例えば、FXをやるのも「何となく」ではなく、「稼ぎたいから」という明確な理由があるはずです。
「何となく」ではこんな大変なこと、モチベーションが続きませんよね。
理由を明確にすることは、とても大事なのです。
僕の手法を例にすると、次のような具合です。
- 取引通貨がGOLD・・・ボラティリティが高く値幅を取りやすい・トレンドが出る時間帯が生活リズムに合っているから
- 狙う波が4時間足・・・日足の影響を最も強く受けるから
- ブレイクアウト狙い・・・順行しやすい・トレンドが明確で乗りやすいのが性格に合っているから
インジケーターやオシレーター、水平線やトレンドラインなどのライン、チャートパターン、プライスアクション、フィボナッチなどのツールにも同じことが言えます。
なぜそれを使うのか、何を見るために使うのか、使用する理由が明確なほど的確に活用できます。
相場の原理原則を意識する
チャートを見る時、僕は相場の原理原則を常に意識しています。
相場を動かすのは、大衆心理や集団心理と呼ばれる人間の欲です。
相場には、次の3種類の立場の人が存在します。
- 買い目線の人
- 売り目線の人
- 様子を見ている人
買い目線に偏れば上昇トレンドになりますし、売り目線に偏れば下降トレンドになります。
様子見の人が増えてどっちつかずの状態になれば、レンジになります。
多数派が今3つのどれに当てはまるのか、それが大衆心理です。
大衆心理は、ロウソク足やダウ理論、水平線やインジケーターをはじめとする各種ツールを使って知ることができます。
ただし、こうしたツールはあくまでも大衆心理を知るための補助ツールだと考えましょう。
僕は、以下のようなイメージで重要度を捉えています。
ロウソク足 > ダウ理論 >>>ライン、インジケーター、オシレーター>>>>>その他のツール
相場はただでさえ不規則な動きが多く、予測が難しいものです。
原理原則を押さえて、チャート分析の軸を持ちましょう。
4. まとめ
この記事では、勝てるようになるためのスキルについて、僕が実際に実践したことや意識すべきことを解説してきました。
ポイントは次のとおりです。
・トレードはスキルであり、努力次第で勝てるようになる
・トレードの勉強で一番大事なのは過去検証
・トレードルールや手法は理由を明確にして使う
・チャート分析の軸として、相場の原理原則=大衆心理を意識する
・ツールはあくまでも大衆心理を知るための補助
トレードで結果が出るまでには、ある程度の期間がかかります。
勝てるようになれば一気に稼げるので、地道にコツコツと根気強く取り組みましょう。
次の記事では、マインドセット面から勝てるようになった理由を解説したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!