「FXで勝てるようになった人は、どうやって結果を出しているのか?」
こうした疑問や悩みを抱えていませんか?
何年続けても勝てない人がいる一方で、短期間で結果を出す人がいるのはなぜか、不思議に感じることもあるでしょう。
勝ち続ける人は、スキルだけでなくマインドセットを感覚レベルまで落とし込んでいます。
この記事では、勝てるようになるために僕が実践したことをマインドセットの側面から解説します。

この記事は次のような人におすすめ!
・FXは難しいと感じる
・勝ったり負けたりを繰り返している
・資金が増減するストレスから解放されたい
この記事を読めば、資金管理やトレード環境の整え方など、勝ち続けるためのポイントが理解できます。
FXで勝てるようになった人の共通点を知ることで、あなたのトレード改善にきっと役立つはずです。
それではどうぞ。
1.はじめに
勉強するだけでは勝てるようにならない
FXでは、数カ月で勝てるようになる人がいる一方で、何年かかっても勝てない人もいます。
どう考えても、数カ月で学べる知識やスキルには限界があります。
単に勉強量の差では説明がつきません。
また、以前の僕がそうだったように、王道とされる手法を使っても勝てない人もいます。
「過去検証を続けていれば、いつか勝てるようになる」と僕は信じていました。
でも、過去検証に必要な時間はそんなにも個人差があるものでしょうか?
残念ながら、やみくもに勉強をするだけでは勝てるようにならない可能性があります。
勉強に加えて、「相場への向き合い方」や「トレードに対する考え方」と言ったマインドセットを身につけることが勝利への鍵となります。
勝ち続けているトレーダーが安定して結果を出せるのも、マインドセットが確立されているからです。

重要なのは、経験を通してマインドセットを腑に落とすことです
2. 勝てるようになるためのマインドセット
勝つために1番大事なこと
FXで最も大事なのは「退場しないこと」です。
FXは9割が退場すると言われる世界。
どれだけ優れた手法や知識を持っていても、資金を失ってしまえばトレードを続けることはできません。
そのためには「資金管理」、つまりリスクコントロールがすべての土台になります。
リスクコントロールをしていないトレードはただのギャンブルです。
とは言っても難しいことはなく、1回の負けや連敗があっても資金がなくならないようにロットや証拠金に余裕を持たせればいいだけです。
トレードは1回の負けで全損することもあり得ます。
そういう意味では、損切りは命綱です。
損切りをためらうと、損失が膨らみ取り返しのつかない状況に陥ります。

連敗は意外と続くもの。20連敗くらいを想定すれば、確率的に安心です。
まずは防御力を固める
今お話ししたとおり、FXにまず必要なのは防御力です。
僕が勝ち始めたのは、ちょうど下の子が生まれる時でした。
それまで少額でトレードをしていたのですが、少額と言えども負けが累積すれば額が膨らんでいきます。
その時は、「少しでも早く稼ぎたい」という一心でした。
でも、元を正せばFXで勝ちたいのは家族のため。
「もうこれ以上負け続けるわけにはいかない」と思いました。
そして僕は防御力に全振りすることに決めました。
稼ぎたい欲を捨てて、資金を守ることに徹することにしたのです。

守りに特化しても、レバレッジと複利の力を上手く活用すれば意外と資金は増えます
勝ち負けに一喜一憂しない考え方
FXでは「トータルでプラスになれば良い」という考え方が重要です。
1回1回の勝ち負けに振り回されると、冷静な判断ができなくなります。
結局、FXは確率論のマネーゲームです。
勝率70%の手法なら、30%の確率で負けます。
勝ちやすい局面を探すあまり勝つことにこだわりすぎると、本来勝てるチャンスを逃してしまいます。
実は、これこそ僕が以前勝てなかった大きな原因です。
フィルターをかけ過ぎて勝てるチャンスも見送ってしまい、結果的にトータルで負けていたのです。
エントリーポイントに迷わないルールを作り、ルール通りにエントリーしましょう。
数回のトレードでは結果にブレはありますが、回数を重ねると最終的に想定内の結果に落ち着きます。
目先の勝ち負けを気にする必要は全くありません。

トレード回数が100回くらいになると、かなりブレは小さくなります
勝てるようになるには、難易度を下げるのが近道
トレードは、難易度を下げた方が勝ちやすくなります。
勝てるトレーダーが必ずしも「上手い」とは限りません。
相場は不確実性が強く、本来予測することが難しいものです。
だからこそ、勝てるトレーダーは簡単なトレードを好み、難しいトレードを嫌います。
難易度を下げるには、狙う波の時間足や取引通貨を1つに絞るのが良いでしょう。
人間の脳は、マルチタスクを得意としていないからです。
時間足にしろ取引通貨にしろ、複数狙って監視するのはマルチタスクをしている状態なので、分析や判断の難易度が上がる一方で精度は下がります。
必要があれば、勝てるようになってから増やせば良いと思います。
3. 勝ちパターンを再現できるマインドセット
トレード環境を整える重要性
トレードは極めて強いストレスにさらされます。
FXに取り組む以上避けられない部分も少なくありませんが、できる範囲で軽減するべきです。
トレーダーがストレスを感じるのは、例えば次のようなときです。
- 損切りをするとき
- 含み損を抱えているとき
- 含み益を抱えているとき
- チャンスを待っているとき
意外に思うかもしませんが、含み益や待っている間にもストレスを感じます。
含み益でも、「利確目標まであと少し」「含み益がさっきより減った」といった場合は辛いものです。
待っている間であれば、「早くエントリーしたい」「ひょっとしてチャンスなんじゃないか」という気持ちになるものです。
そう考えると、常にストレスフルですよね。
対処法として一番簡単なのはチャートを見ないこと。
ストレスの元となる情報を遮断するのです。
これだけですべてのストレスが軽減できるわけではありませんが、相場との距離感はとても重要です。

自分の性格も踏まえて、ストレスを軽減できる方法を見つけましょう
使用ツールとチャートの最適化
僕は、スマホ1台でトレードをしています。
以前はPCを使っていたのですが、子どもを寝かしつけた後にしかPCを開けなかったのでやめました。
チャート分析から、エントリー・決済までPCを使うことは一切ありません。
PCとスマホでは画面の縦横比が違うため、チャートの見え方が全く違います。
自分に合ったツールを使いましょう。
両方を使う場合は、判断のブレが起きやすいので注意が必要です。
PC | スマホ(タテ表示) | |
---|---|---|
メリット | 画面が大きく見やすい 過去の値動きが表示できる チャートの加工がしやすい | 持ち運びがしやすい どこでもチャートが見られる |
デメリット | 持ち運び・手軽さにやや難あり チャートを見る場所が限定される | 画面が小さく操作しづらい 直近の値動きしか表示しづらい |
もう1つ見落としがちなのが、ロウソク足の大きさ。
大き過ぎても全体の流れが把握しづらいですし、小さ過ぎてもロウソク足の形が分かりづらくなります。
最終的には自分の好みですが、ベストな大きさを探ってみてください。

PCでモニターをたくさん並べる人もいますが、取引通貨の多さや分析の仕方にもよると思います
トレード時間と生活リズムの最適化
FXで安定して勝ち続けるには、自分に合ったトレード時間を見つけることも重要です。
トレード時間と生活リズムが合っていないと、トレードを続けることができません。
将来にわたって、ストレスなく取引できる時間帯を考えましょう。
トレードは、相場の動きに自分が合わせなければなりません。
値動きが活発になる時間帯に、自分がチャートを見られることが必要です。
取引通貨によって、値動きが活発になる時間帯は異なります。
夏時間と冬時間でも変わりますが、何時が一番値動きが活発になるかを把握しましょう。
基本的には、市場のオープン時間や4時間足の切り替わりのタイミングになります。
値動きの活発さを確認する方法は次の2つがあります。
- ロウソク足の大きさと動き
- 出来高
値動きが活発になる時間帯は、ロウソク足が伸びてトレンドが出やすい傾向があります。
また、その時間帯は取引量が増えるため、出来高が大きくなります。
こうした時間帯にエントリーができるか、自分の生活リズムと照らし合わせてみましょう。
4. まとめ
この記事では、「相場への向き合い方」や「トレードに対する考え方」など勝てるようになるためのマインドセットについて解説してきました。
ポイントは次のとおりです。
・トレードは確率論のゲーム
・資金管理=リスクコントロールを徹底し、トータルでプラスになれば良いと割り切る
・退場しないことを最優先に考え、守り重視で難易度を下げる
・狙う波の時間足や取引通貨を1つに絞る
・チャートの環境やトレード時間を、生活リズムや自分の性格に合わせる
勝てるトレーダーは、相場との適切な距離感の取り方を熟知しています。
それには経験も必要になってきます。
焦らずに取り組み、FXであなたの人生を実現しましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!